<仙台中2自殺>市いじめ再調査委 来月23日に初会合

<仙台中2自殺>市いじめ再調査委 来月23日に初会合
河北新報 2017/8/29(火) 15:54配信

 仙台市泉区の南中山中2年の男子生徒=当時(14)=が2016年2月に自殺した問題で、市は28日、いじめ防止対策推進法に基づき、市長が設置する第三者機関「市いじめ問題再調査委員会」の初会合を9月23日に開くと発表した。

 委員会のメンバーは、任期2年の常任委員が県内外の社会福祉士、大学教授、弁護士ら4人。このほか、男子生徒の遺族が推薦した県外の弁護士、精神科医、教育学者の3人が臨時委員として協議に加わる。

 委員会は初会合で正副委員長を互選し、郡和子市長から再調査の諮問を受ける。男子生徒の自殺を巡っては、奥山恵美子前市長が市教委の調査結果を受け、再調査の方針を決めていた。

最近の仙台市の中学生の自殺は、複数あるうえ亡くなった生徒の名前も当然出ないので、混乱を避けるため以下に整理します。

仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が2017年4月にマンションから飛び降り自殺。
市教委は4月29日の記者会見でいじめの存在を否定したが、5月1日になって大越裕光・市教育長が「過去にいじめがあったことは事実」と認めた。

仙台市泉区の市立中2年の男子生徒=当時(14)=が2016年2月にいじめを苦に自殺。
教師たちは同級生たちに、亡くなった生徒とのLINEの履歴の削除を命じる。

仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月、いじめを苦に自殺。
学校はクラスメートらに「彼は転校した」と虚偽の説明をしていた。
市教委は2017年3月27日、当時の担任だった女性教諭を訓告、当時の教頭を口頭厳重注意、菅原光博校長(60)を戒告の懲戒処分。
生徒の自殺から2年半も経ってからの処分で、当時の生徒たちは卒業し校長も定年退職となる。

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